希望する部門の参加要件を満たすかどうかご確認をお願いします。
検査部門に参加希望の方は、JANIS通信増刊号
(報告用ファイルの作成、データ提出方法について)
を必ずご一読ください。
JANIS通信増刊号(2022年7月号)
部門説明
■部門説明
検査部門 概要(PDF:101KB)
●目的
細菌検査により各種検体から検出される主要な細菌の分離頻度およびその抗菌薬感受性を継続的に収集・解析し、医療機関における主要菌種・主要薬剤耐性菌の分離状況を明らかにする。●提出データ
細菌検査に関わる全データ。※培養陽性・陰性含め、入院・外来・保菌・感染にかかわらず細菌検査を実施した全データを提出
●データ収集方法
細菌検査装置・細菌検査システムからのデ-タを抽出する。●提出方法
共通フォ-マットに変換された抽出デ-タ をWeb送信。※JANISへのデータ提出は、 テキスト形式でのみ受付可
●提出頻度
月1回 ※翌月15日締切●還元情報
• 月報、並びに年報(1回/年)• 主な内容
- 主要な菌および耐性菌の分離患者数推移
- 主要な菌および耐性菌の分離率の昨年度全体デ-タとの比較
- 主要な菌および耐性菌の病棟別、検査材料別分離患者数
- 主要な菌の薬剤感受性推移
(自施設における分離率と全参加医療機関の分離率との比較が可能)
全入院患者部門 概要(PDF:101KB)
●目的
全入院患者を対象とし、主要な薬剤耐性菌※による感染症患者の発生率に関するデータを継続的に収集・解析し、医療機関における薬剤耐性菌による感染症の発生状況を明らかにする。これらの情報に基づいて全国の医療機関が実施する院内感染対策を支援する。※対象とする薬剤耐性菌
• メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
• バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)
• 多剤耐性緑膿菌(MDRP)
• ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)
• バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)
• 多剤耐性アシネトバクター属(MDRA)
• カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)
●提出データ
- 1. 入院患者数
新規入院患者数、前月繰越入院患者数
- 2. 感染症患者
患者識別番号、生年月日、性別、薬剤耐性菌名、感染症名、検体名、新規・継続の区別、報告日、入院日、検査日、診療科、病棟
●データ収集方法
担当者が定期的に細菌検査室からの薬剤耐性菌検出者リストに基づいてサーベイランスシートを作成し、感染症と判定された患者のデータを診療録等から収集する。●提出方法
入力支援ソフト等を用い上記データを入力後、Web送信。※保菌患者はサーベイランス対象外であるため入力不要
●提出頻度
月1回●還元情報
• 月報、並びに年報(1回/年)• 主な内容
- 薬剤耐性菌による感染症患者数及び発生率(感染率・罹患率)
- 診療科・病棟別感染症患者数 (自施設における発生率と全参加医療機関の発生率との比較が可能)
●参加要件
- 1. データ入力と提出の実務担当者を指名、配置できること。
- 2. 細菌検査室からの薬剤耐性菌検出者リスト提出や医師による判定基準に基づく感染症の診断など関連部署の協力による提出データの精度管理体制が適切に構築されていること。
- 3. 定期的にサーベイランスデータを提出すること。
手術部位感染(SSI)部門 概要(PDF:109KB)
●目的
術後に発生する手術部位感染(SSI)のリスク因子ごとの発生率やその原因菌に関するデータを継続的に収集・解析し、医療機関におけるSSIの発生状況を明らかにする。●提出データ
- 1. 選定した手術手技に該当する全手術症例
患者ID、年齢、性別、手術手技、手術年月日、手術時間、創分類、ASA(アメリカ麻酔科医学会)スコア、緊急手術・埋入物・内視鏡使用・人工肛門造設、手術部位感染(SSI)発生の有無 - 2. 選定した手術手技のSSI症例
SSI診断年月日、感染特定部位、検体、分離病原体
●データ収集方法
上記1に関するデータは、診療録、手術記録等から収集する。SSIありと判定された症例に対して、上記2に関するデータを患者診察や診療録等から収集する。 収集する項目には必須と任意があり、必須項目を充たさないデータの提出は受け付けない。●提出方法
入力支援ソフトウエア等を用い上記データを入力後、Web送信。●提出頻度
年2回(2月、8月)●還元情報
• 半期報(2回/年)、並びに年報(1回/年)• 主な内容(すべての情報は手術の種類別に表示)
- SSI発生率
- リスク因子群別SSI発生率
- 原因菌分類
(自施設におけるSSI発生率と全参加医療機関の発生率との比較が可能)
●参加要件
- 1. データ入力と提出の実務担当者を指名、配置できること。
- 2. SSI基準に沿った判定のできる医師または看護師等が、対象の手術患者の術後の継続的なSSI発生の監視を実施する体制が構築されていること。
- 3. 定期的にサーベイランスデータを提出し、原則として毎月1件以上の対象手術件数を有すること。
-
サーベイランス対象の手術手技コードを
こちら
でご確認ください。
これ以外の術式は、サーベイランス対象外となります。
集中治療室(ICU)部門 概要(PDF:100KB)
●目的
集中治療室(ICU)で発生する3種類の院内感染症(人工呼吸器関連肺炎、カテーテル関連血流感染症、尿路感染症)の発生率やその原因菌に関するデータを継続的に収集・解析し、ICUにおける院内感染症の発生状況等を明らかにする。●提出データ
- 1. 熱傷患者を除く全入室患者
患者識別番号、入室日時、退室日 - 2. 熱傷患者を除く感染症発症患者
1に加えて感染症発症日、感染症の種類、感染症の原因菌、感受性試験結果
※ディバイス日は収集せず
●データ収集方法
担当者(ICUの医療従事者または事務職員)が、各々の施設の状況に応じて作成した全入室患者のサーベイランスシートに基づいて必要な患者データを収集する。●提出方法
入力支援ソフトウエア等を用い上記データを入力後、Web送信。●提出頻度
年2回(2月、8月)●還元情報
• 半期報(2回/年)、並びに年報(1回/年)• 主な内容
- 人工呼吸器関連肺炎発生率
- カテーテル関連血流感染症発生率
- 尿路感染症発生率
- 感染症別原因菌分類
(感染症発生率はすべて在室日数によるリスク調整を行う。自施設における発生率と全参加医療機関の発生率との比較が可能)
●参加要件
- 1. データ入力と提出の実務担当者を指名、配置できること。
- 2. ICUの管理責任者が内容の最終確認を行うなど、提出データの精度管理体制が適切に構築されていること。
- 3. 定期的にサーベイランスデータを提出すること。
新生児集中治療室(NICU)部門 概要(PDF:111KB)
●目的
新生児集中治療室(NICU)で発生する院内感染症の発生率とその原因菌に関するデータを継続的に収集・解析し、NICUにおける院内感染症の発生状況等を明らかにする。●提出データ
- 1. 入室患児数
出生体重群別入室患児数 - 2. 感染症発症患児
出生体重群・原因菌・感染症分類名
(出生体重群:1000g未満、1000g-1499g、1500g以上)
(原因菌:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌・メチシリン感性黄色ブドウ球菌・コアグラーゼ陰性ブドウ球菌・緑膿菌・カンジダ属・その他・菌不明)
(感染症分類:敗血症・肺炎・髄膜炎・腸炎・皮膚炎・その他)
●データ収集方法
担当者が所定のサーベイランスシート等を用いて感染症患児のデータを随時収集する。●提出方法
上記データをWeb上で入力後、送信。●提出頻度
年1回●還元情報
• 年報(1回/年)• 主な内容
- 出生体重群別入院患児数
- 菌種別出生体重群別発症数および発生率
- 菌種別感染症別発症数および発生率
(自施設における発生率と全参加医療機関の発生率との比較が可能)
●参加要件
- 1. データ入力と提出の実務担当者を指名、配置できること。
- 2. 判定基準に基づく感染症の診断がなされ、提出データの精度管理体制が適切に構築されていること。
- 3. 定期的にサーベイランスデータを提出すること。
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参加要件が満たされている場合、参加申込書の作成にお進み下さい。
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