○
|
新生児集中治療室(NICU)感染サーベイランスは、NICUにおける感染状況を経時的に集積し、感染症動向を把握することにある。
しかし、NICUへの入院総数は他の部門に比較して非常に少なく、さらに主なる入院児となる低出生体重児の入院期間は、
1,000g未満で3ヶ月以上、1500g未満でも2ヶ月以上と非常に長期となるため、
経年的な変化を読むことが最良である。また対象となる入院数が少ないために
1施設単位での感染症動向の解析は非常に困難であるので、
多施設の参加ができるサーベイランスの基本を形作っている。
|
○
|
5施設で総入院数961名の解析データである。
@出生体重、A転帰、B入院日数、C症状、D起因菌等のデータを用いて、
@感染率、Aリスク調整感染率、B体重別起炎菌別感染症例数、C体重別菌耐性・感性別感染症例数を検討した。
|
|